学生風の若者グループがテニスボールを尻に向かって打ち込む悪ノリ動画がＳＮＳで拡散され、批判が殺到している。

　物議を醸している動画はＴｉｋＴｏｋに投稿され、４月末からＸ（旧ツイッター）にも転載された。テニスコートで１０人の若者が前かがみの姿勢になり、尻を向けて並んでいるところに、数人の若い男性がサーブを打ち込んでいる。

尻付近にボールがノーバウンドで命中すると、男性たちは「よっしゃー」とガッツポーズをしたり、「うぇ～い」と歓声を上げたりして大はしゃぎ。動画には「痛みに耐えてメンタルを強化する新メニューです！」との文面が添えられている。

この行為にＸでは「ただのいじめじゃん」「いじめではなく暴行の類」「これを罰ゲームとかノリとか言ってるやつに限っていじめている自覚がない」「理不尽や暴力に耐えることを覚えたらどこまでも搾取される」「ボールを人に当てて楽しむな。人間として終わっとる。ラケット握る資格はない」「この御時世にこんな動画公開したらどうなるかくらい想像出来なかったのか」などと非難が相次いでいる。

これに対し「よくあるテニス部の罰ゲーム」「罰ゲームとしてプロなども行い、テニスやってる人なら結構受けたことある人います」「テニス習った事ない人は静かにしときな」という意見もある。だが、やはり「サーブがなんとノーバウンド。これは絶対にダメだろう」「それ普通、っていう感覚が既におかしくなってない？」「だからパワハラ減らんのやろ」「単純に疑問なんですけど、ボールぶつけられてメンタル強くなる根拠が何かあるんでしょうか？テニスの上達に直接的な関係が？」「テニス部だったけどやったことも見たこともない」などと…